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2016.07.08 (Fri)

システム・ジェマ

よーし聖剣伝説もクリアした。
おかしな追加要素なんかもなく,
徹頭徹尾オリジナルの再現に徹していたよ。

いや,もちろん細かいところで差異はある。
くさりがまの上位武器であるマンティスの鎌が追加されてたり,
村人ボチュンができなくなってたり,敵が倒れるまでの
モーションが追加されたせいでゲーム全体のテンポが
なんとなく遅くなってたりとかさ。

でもポリゴンでよくここまで再現したもんだよ。
ゲーム開始以外はほとんどロード時間らしいものもないし。

グラフィックは今の高性能ゲームに慣れた人だとショボく
感じるかもしれないけど,元がゲームボーイの作品だし,
チョコボが陸上で走って海上ではホバーして…と
丁寧に作ってあるなあという印象を受けたよ。
てっきり右足が海に沈む前に左足を前に出して…って
根性で海上を進んでるものだとばかり思ってた。



聖剣1をやるのは久しぶりだったけど,このゲームは
かなり謎解きに寄ったゲームだったんだなあ。
戦闘でのアクション性を追求していった次作以降に比べると,
ダンジョンマップを埋めていく探索ゲーの側面が強かった。
ここだけ空きマスなのはおかしい,どっかに
マトックで壊せる壁があるんじゃないかみたいな。



しかしヒロインの母が若すぎて
ヒロインと見分けがつかないレベルだった。
いくつなのこの人…。

そこに関連して前々から気になってたんだけど,
先代のジェマの騎士であるボガード,ヒロインの母らと
バンドール帝国の戦いっていつどのように決着がついたんだろう。



バンドール帝国興亡の歴史については
ガラスの砂漠に眠るダイムの塔に石碑が残っていて,
そこを探索しているマミーシーカーが
自分は50年間放置されていると述べていた。

おそらくバンドール帝国が滅んだ後に
ボガードが聖剣の力でダイムの塔を
地中深くに封じたと考えられるので,
この前大戦が終わったのはゲーム本編の
50~60年くらい前ということになるか。
当時ボガードが20前後の青年だったとして,
現在では70~80,ありえる範囲だ。



一方,バンドール帝国の最後については
ゲームの中でいくつか情報が得られており,

・ バンドール帝国は高度な技術を有していた

・ その上マナの力まで手にしていた

・ したがって聖剣を持ったジェマの騎士でも歯が立たなかった

とあるものの,最終的には

・ 聖剣を持ったジェマの騎士の活躍によって滅んだ

ようだ。
ついでにこのときの戦いの影響で

・ マナの樹が失われ,ヒロインの母が新たな(現在の)マナの樹になった

ということらしい。



ここ,なんかどうも世間の認識と当事者の発言が
微妙にずれている気がするんだよなー。

世間はジェマの騎士バンザイで終わってる感あるけど,
当事者からはバンドールにはかなわなかったし,
マナの樹も守れなかったという痛悔の言葉が目立つ。
にもかかわらず,実際バンドールは滅んでいる。

当事者の発言が真であるとして,
つまりジェマの騎士でもマナの力を手にした
バンドール帝国には勝てなかったとして,
どうして帝国が滅んだのか。



ひょっとすると,ボガードらは帝国を倒すために
その力の源泉であるマナの樹を聖剣の力で
滅ぼしたんではあるまいか。

そして,帝国はその基盤を失ったがゆえに,
ジェマの騎士に打ち倒されたか,
あるいは自壊してしまった…。

ヒロインの母にとっては親殺しに等しいし,
本来マナの樹を守るはずのジェマの騎士が
マナの樹を滅ぼすとは悲劇としか言いようがないけど,
だからこそ世界を救った英雄として讃えられるべき
ジェマの騎士・ボガードが,人里離れた山奥で
世捨て人のような暮らしをしていたという
心境とも矛盾しないのではなかろうか。
彼らにとっては敗北に等しい勝利だったのだ。

しかし,それこそがジェマの騎士の
本来の役割なのかもしれない。
ダイムの塔にはこんな石碑が残っていた。



マナのきはウチュウの
パワーをキュウシュウし そだつ

そのため ひとびとの
ココロが くさりはじめれば
マナのきも じゃあくにソマル‥

ジャアクにそまった
マナのきの ネ からはにごった
みずがワキでて たきにながれる
にごったみずをのんだ
にんげんはさらに こころがくさる
あくじゅんかんをひきおこす




一度暴走したマナの樹は手がつけられなくなってしまう。
そこで,その暴走を食い止めるためにジェマの騎士がいるのではないか。

聖剣を持ったジェマの騎士がマナの力に対抗できる
というのはマナの樹を破壊できるということ。
ジェマの騎士は宇宙のバランスを保つために
マナ・システムに組み込まれた安全装置なのではないか?
平常時には守護を,緊急時には破壊を目的とした
マナの樹の補完システム,それがジェマの騎士。

なぜ強大なバンドール帝国がたった1人の人間を,
聖剣を持ったジェマの騎士の存在を恐れていたのか。
その事実を知っていたからではないか?



ゲーム本編でも再びマナの樹が失われてしまうけれど,
なぜそうなってしまったのか,よくよく考えれば不思議だった。
マナの力を利用しようとするバンドールやジュリアスが
マナの樹を滅ぼすはずもないので,あれは実は
ジェマの騎士である主人公が破壊していたのではなかろうか。

もちろんジェマの騎士たちもマナの樹を
積極的に滅ぼすつもりはないだろうから,
ジェマ・システム自体が一度汚染されたマナの樹は
容赦なく消去するというルーチンなんだろう。
聖剣の使い手の意思とは無関係に。



結局,争いに巻き込まれたマナの樹がなぜ毎回
消滅してしまうのかについては何も語られていない以上,
これもただの妄言の域を出ないわけだけれども,
(戦いの最中に壊れちゃったという説明でも十分納得できるし)
ジェマの騎士の任務が「平和の維持」,つまり「マナの樹の守護」
と同時に「暴走したマナの樹の破壊」であるという仮説が
成り立つとして,この無慈悲な解釈は物語を貶めるものだろうか。
主人公やヒロインらの思いをあざ笑うものとなるだろうか。

そうは思わない。
自身の意図しない結果を,自身の使命として,
自身の責任で受け入れなければならないところに
ジェマの騎士やマナの一族の悲劇があり,
同時に彼らの尊さがあるのだから。

そしていつか自分たちもそうやって
責任を引き受ける存在になるのだということを,
この作品は幼いころの我々に教えてくれたのだった。

テーマ : レビュー・感想 - ジャンル : ゲーム

00:18  |  未分類  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

Comment

聖剣いいよ!いいよ!もっと書いて!
もう大好き、懐かしくて涙でそうなくらい。
何かもーこまごまコメントしたくて前回の記事からずっと悩んでたんだけど、
まとまらないくらい多すぎるからやめとくわ。
今度じっくり話そうぜ!一番鳥が鳴くまで!!!

ところで、ふと思い出したんだけど。
吸血鬼の館の近くのとこカマで草払いながら画面移動するとさ、雪だるまのMAPに飛ばされるバグあったよね?
戻れないからセーブしちゃうと詰むの。

ろく |  2016.07.09(土) 03:32 | URL |  【編集】

ろくさんこんばんは。
おおジェマの同志よ,分かってくれるか。
話そう話そう。
今月はログインするかもっていうからROにも顔出してるよ!
待ってるよ!

あのバグほかの人も遭遇してたのか。
飛ばされた後セーブする間もなく雪だるまに殴り倒されて事なきを得た。
えか |  2016.07.10(日) 00:37 | URL |  【編集】

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