2017年06月 / 05月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

2011.10.03 (Mon)

ど,ど,どないなってるの♪(主演:TOKIO)

コナミ、ソーシャルゲームが家庭用ゲーム機の売上を逆転~第1四半期

ゲーム業界最大手の「グリー」 時価総額5000億円突破 
名実ともにゲーム業界を代表する企業へ


ゲーム業界、王者交代 グリー、モバゲー 任天堂超え



わしが目を離していたこの10年の間に,ゲーム業界どうなっちゃったの…。
この前3DSを15,000円に値下げしたとき,任天堂の株ストップ安だったんかー。

このことは震災の影響も大きいだろうけど,それがなかったとしても
コンシューマゲーム市場の凋落は起きるべくして起きてたろうなあ。
高品質に固執したオーディオがラジカセに駆逐され,
CDに固執した音楽業界がアップルに駆逐されたように。
誰も望んでいない高品質グラフィック,そこから生じた開発費の高騰によって
今までのゲーム業界は自壊するべくして自壊したんだろうけどさ!

そこから脱するために,DSの脳トレとか,開発費が安くてライト層に受けるゲームに
方向転換しようとしていた任天堂が,まさしく同じ方向に突き抜けた
ソーシャルゲームによって止めを刺されるとは,なんという皮肉。

それにしても,とうとう,自分が駆逐される側に回るときが来ようとは。
これも時代か。
かつてわしを魅了した(ている)FC~PS時代の名作たちのようなゲームには
もう出会いにくくなっていくんだろうと考えると,ひたすらに悲しい。



あ,ここから先は時代の流れに適応できなくなった
オッサンたちのグチの会なので,若い人は今すぐ脱出!



しかし,ソーシャルゲームから発せられるこの言いようのない不快感は何なんだ。
ドリランドすらやったことのない,というか携帯を持ってすらいない
わしが何も言う資格がないことは百も承知で言うと,愛情が感じられないよ…。
前立腺マッサージ,もしくはバイアグラ
そんなイメージが漂ってる。

もともとゲーム業界って,映画とか文学とか音楽とかいった
芸術の流れを組むジャンルだと思うんよ。
というか,そういう業界で夢破れた人たちが,せめてこの業界で一花咲かせてやるぜ!
っていいながら流れ着いてくる掃き溜めだったというべきかな。

関連:坂口博信,小島秀夫

だから,しょうもない作品も多かったけど,クリエイターたちの
「こんな楽しい作品を作ってやる!」っていう熱意だけは伝わってきていた。
(多分に美化アリ)

でも,ソーシャルゲームにはそういうの感じないんだよなあ。
パチンコもそうだけど。
少なくとも,こういう記事を読む限りでは。

[CEDEC 2011]稼げるゲームはこう作れ。
 グリーが明かす「セールスランキングNo.1プロダクトの作り方」


【神搾取】ネトゲぱねぇ、課金への仕掛けが凄すぎる!こりゃ儲かるわ!

そりゃ昔からショウほど素敵な商売はないっていうし,
しょせんゲームは子供だまし,情報弱者向けの射精産業(自己顕示欲的な意味合いで)
っていわれちゃったらぐうの音も出ないけど,ここまではっきりと言わないでよ。
寂しいよ…。

我泣き濡れてDSと戯むる。

とか,泣き崩れている場合じゃない。
ソーシャルゲームの何がやばいって,
法規制されるか客の金が尽きるまで稼げるだけ稼ぐよ。あとのことは知らないよ
っていう,正直というか開き直りというか,非常に明確な方針を打ち出してることだよ。
オマエはどこのQBだ。
文化としてのゲームを継承して,次世代へ引き継いでいこうという考えが見られんのよ。
それってつまり,焼畑商法ってことじゃない。

わしらが! わしらが任天堂ソニーとともに築き上げたゲームという文化を!
その果実を! どこの馬の骨とも知れぬ者たちが奪い去ろうというのか!
認めぬ! ゲームこそわが人生!

偉大な先人たちが血ヘドに塗れて作り上げた珠玉の名作たちを!
100倍に薄めてそ知らぬ顔で売り出そうなどとは,盗人猛々しいにもほどがある!
もはや生かしてはおけん!
グオオオオォォォ!(ラスボス化)




ところで読者の皆さんは,プラトンの「国家」という本をご存知でしょうか。
その中に「洞窟の比喩」というお話が出てくるんよ。

曰く,わしらパンピーは,洞窟の奥底で鎖につながれて,
焚き火にあたりながらああ明るいああ温かいと言っているようなものだと。
本物を知らないんだオマエらはと。
もし,洞窟の外に出て,太陽の輝き,大地の広さを知ることができたなら,
洞窟の中なんてあほらしくて戻る気なんか起きないだろうと。
けど,この,最初に洞窟の外に出て本物の世界を知った人間は,
もう一度洞窟の中に戻って外の素晴らしさをパンピーに伝えて,
彼らを洞窟の外へ導かないとイカン。
それが哲人,政治家の仕事なんだと,プラトンはそう言ってるのだ。

現代的に言うなら,オマエらニコニコ中毒患者は
どうでもいい投稿作品を神だ何だって祭り上げてるけど,
世界はもっと素晴らしいものに満ち溢れてるから!
来いよニート,PCなんか捨ててかかってこい!

と松岡修造ばりにシャウトする社会復帰支援ボランティアみたいなもんかな。



どう思う?
わしは最初この話を聞いたときには「なんつう余計なお世話だよ!」って思った。
洞窟の中のほうが雨も振らないし風も吹かないし快適じゃないの! って。
ええ立派なニート見習いです。
スーツ着てても心はニート!

でも,今ならプラトンの気持ちが少し分かる。
「本物の世界」を見てしまった人間にとって
「洞窟の中の狭さ暗さ」はとても耐えられないんだろう。
言わずにはいられないんだろう。
それが,さやかちゃんばりの無自覚な善意から来るのか,
無邪気に焚き火にあたって喜んでいる人間への憎悪から来るのかは分からないけど。

民主政という名の衆愚政治によって敬愛する師・ソクラテスを失った
プラトンの哲学の基礎になっていたのがなんだったのか考えると,
イデアちゅうもんもいうほど理想的-イデアル-かどうか,わしには分かんね。
そもそも講義で聞いただけで中身読んでないし(言っちゃった!)。



似たようなのでぱっと思いつくのはルソーかなあ。
自分が生まれてすぐ母親と死別し,父親には逃げられ,
自身も乱行が祟って家庭を築くことに失敗したルソーが
何を思ってエミールだの社会契約論だのを書いたんだか。

わしが知っているのは,彼の著作が(というより,彼の著作に描かれている
近代的な個人だのなんだのを真に受けたまじめで善良な人々が)数百年にわたって
家族や共同体を破壊していって,ついにはポル・ポト政権を作り出したってことだけ。
(自然に帰りすぎです)



どうにも理想的な正論ってのは危ないねー。
いやもう正論と書いてグチと読むくらいに考えていたほうが健全なのかもしんない。
それと,まじめすぎるのも考えものだ。

というわけで,わしはプラトンやルソー(のフォロワー)が
魔女化した元魔法少女だと言われてもちいとも驚かんよ。
はいお待たせしました。
ここでまたまどかマギカのお話になります。

あの作品の登場人物,みんな善意100%じゃない?
悪意は存在しないか,自覚できてない。
アクマイト光線食らってもケロッとしてそう
特に,宇宙の熱的死を防ぐために活躍する銀河ボランティアあたりが…。

で,ひたすら善意…純粋な思い…正論で動くことが
どれだけの災厄を撒き散らすかを教えてくれる作品でもあった。
魔法少女=魔女,純粋な善意=呪い,とシステム的に断言しちゃってるからなあ。



しかし,魔法少女たちを嘲笑(わら)うことなど不可能であった。
ゲームとともに生まれ,育ってきたこのわしが,
正論という名のグチを身にまとってゲーム業界を呪う魔女になってるんだもの。
パクリ上等とか書いた前回の記事と内容で正反対で自分でもワロタ。

なにが愛情がないだよ。
焼畑商法?
元々大抵のゲーム会社は自転車操業で
社会文化のことなんかまで頭回してるヒマなんざなかったに決まってるっての!
少年少女たち,大人のナンクセに負けないで好きなだけ遊びまくれ!
(でも,お金は自分で払える範囲でネ)
と,最後だけいい人ぶって今日は終わり。

テーマ : レビュー・感想 - ジャンル : ゲーム

20:52  |  未分類  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

Comment

>わしらが! わしらが任天堂ソニーとともに築き上げたゲームという文化を!
セガ信者の俺の怒りが有頂天

モバイルゲームは、ほぼ生活必需品となってるケータイにコバンザメできるおかげでユーザー数は多そうだな。

コンシューマとか1人が1本もしくは友人数人で1本買ってハイそれまで、おまけに中古市場もあるせいで、ネトゲやモバゲみたいに一人1アカウントかそれ以上を持たせて高性能アイテムを買うたびに金がかかるような市場相手じゃ土俵が違いすぎるよなー。

いっそのことハードの進化一旦止めないかねえ、漫画や小説なんかずっと紙に黒インクでやってるじゃないか。
開発環境を整えて低コストで世に出せるようになれば参入が増えて活性化しないかなー。
逆毛 |  2011.10.04(火) 00:41 | URL |  【編集】

セガ(笑)
いやいやいやいや,内ゲバしてる場合じゃないな。

「あいつら未来に生きてんな」と地で行くメーカーだよねセガって。
作品作ったら10年くらい寝かせてから売れば大ヒットしただろうに,自重せずにその場で売るもんだから,時流を先取りしすぎてゲーム界のオーパーツ扱いという。
ただし,スペースハリアーだけはガチ。
かっこよすぎて失禁した当時。

いまさらだけど,1本何千円もして,当たりか外れか買ってみるまでわかんないという今までのゲーム業界も大概だと思うわ。
無料でいつでも遊べます,気に入った人はお金払って強くなってね,ちゅうソーシャルゲームのほうがお客さん側にも遊びやすいのかもしれん。
こりゃ勝てないよなー。

漫画や小説がずっと紙媒体でも売れてるってのは目からウロコ。
下手に容量拡張できちゃったりするのが問題で,確かにハードになんか物理的な限界があればいいのかもね。
画像に256色以上使うと携帯が爆発するとか…。
えか |  2011.10.04(火) 22:22 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://donkist.blog61.fc2.com/tb.php/374-07f9248f

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |