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2011.12.30 (Fri)

ジャングルの王者ターちゃん

大掃除とひょっこり出てきた昔のマンガ本…
思いつく限りの最悪の組み合わせ
おそらく未曾有のタイムロスになる!!



あ,ターちゃんみっけ。
新ジャングルの王者ターちゃん 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 と 20-12)新ジャングルの王者ターちゃん 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 と 20-12)
(2009/12/15)
徳弘 正也

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おい、やめろ馬鹿
大掃除は早くも終了ですね



徳弘正也は非常に好き嫌いの分かれる作家だろう。
彼の作品に対して向けられる批判の第一はチンコかくなであり,
以下,ギャグが下品・寒い,絵が気持ち悪い・描写が残酷,
若い女の体型がみんな一緒あたりが続く。
一方で,それらはこの作家の類まれな長所でもあり,
下劣山盛り,ときにシュールでユーモア溢れるジョークの数々,
生々しすぎるキャラクターの造詣(外面的にも内面的にも)と
清濁併せ呑む描写の裏に深い人間愛を感じ取った読者は,
いや徳弘毒にやられてしまった読者は,
たぶんこの作家の作品をこよなく愛するようになるんだろう。
わしがどちらかはいうまでもあるまい。



ターちゃんは元々ギャグマンガ枠だったんだけど,
ドラゴンボール全盛期の当時のジャンプの方針を受けて
バトル路線に移行していったんだよね。
したらこれがまた面白いのなんの。

秘境の中国拳法,ドーピングされた強化人間,ヴァンパイア,
主人公のクローン,5000年の時を経て蘇った古代の軍神,
そして未来からやってきた昆虫人間…とまあ,
よくもこんだけヴァリエーション豊かに描けたもんだよ。
ARMSも真っ青だ。
いや,ARMSもすごいけど。

戦闘の描写もさることながら,これらライバルたちが
戦いに臨む心理描写が実に多種多様で心揺り動かされるんだなこれが。
軍神アペデマスなんか仲間を失って憔悴しきって出てきてびっくりしたわ。
かつてこんなボスがいただろうか?
国王の策士ぶりといい,
ロマサガ2の七英雄を髣髴とさせる悲劇のヒーロー(?)だったなあ。

ドラゴンボールの登場人物が戦いそれ自体が目的であるのに対して,
ターちゃんは戦いが好きなわけでもないし,
ライバルたちもそれぞれのドラマを背負っているというのがよかった。
(ターちゃんがドラゴンボールより優れているというわけではないよ。
 むしろドラゴンボール(特に初期ほど)は,そういう「余計なこと」を
 徹底的に排除して読者の爽快感を極限まで高めているのが良さであって。
 これを計算してやっているのだとしたら恐るべきことだ。
 たぶん鳥山明の天性によるもので計算ではないような気もするけど)



ちなみにドラマを背負っているのは戦う男だけではない。
女の描写も相当えぐい。
ヴァンパイア王国のシーマ姫なんかその最たる例かな。
悪役でもないのに,よくもあんな造詣のキャラクターを出したもんだよ,しかも少年誌で。
典型的な世間知らずのお嬢様なんだけど,あの視野狭窄ぶりは痛々しすぎる。
フィアンセのランジェラがかわいそうです><

あー,さやかちゃんが好きな人なら馴染めるかもしんない…どっちも生々しい存在だから。
わしは姉のレーア姫のほうが好きだけど。
家族思いだし,責任感強そうだし,ほんと苦労人すなあレーア姫。
肩揉んであげたい。
胃薬もあげたい。

ほかにも,ターちゃんを親子の情で取り込んで
軍神アペデマスにぶつけようとするメロエとかも相当の曲者だよなあ。
まさに智将って感じ。

ローズはかわいい。



そんなターちゃんの登場人物の中でわしが一番好きなのは梁師範。
1200.jpg
徳弘正也作品の中でも一番好き。
とにかくかっこいい。

まず,彼の使う技がかっこいい。
「天に三宝 日,月,星 地に三宝 火,水,風 龍炎拳!!」ズバァッ!
とか,今見ても燃える。

そして,大自然の象徴であるターちゃんと最後まで互角に渡り合えたのが
勁(人間の技術の象徴)を極限まで練り上げた梁師範だったっていう展開もいい。
さらに,勁は扱いが難しくて,というより
梁師範に性格的に未熟なところがあるせいで
うまく発動しなかったり自滅したりするところもいい。
人類の文明が持つ危うさをうまく暗示していて。

「この世に生を受けて二十六年 同じ相手に二度負けたことなし!!」
と吼えるところとか,ときに慢心するところとか,情に厚いところとか,
子煩悩なところとか,人間くさくて最高。



でもアナベベも好き。
ロド・ソドムも。
この作家さんはかっこいいときはとことんかっこよく,
かっこ悪いときはとことんかっこ悪く描けるのがすばらしい。
ギャグもエロも人情話も残酷描写も血沸き肉踊る戦闘シーンも描けるという。
それらが渾然一体となって耐えがたい魅力を放っているので,未読の方はぜひ。
エロと残虐描写に耐性のある人は狂四郎2030もドーゾ。
狂四郎とSの戦いは徳弘正也作品の中でも最高峰。





逆毛へ
ありがとう,続けることにするよ。
というより,ここはRO専用にして関係ない話題は
別ブログでも作ってそっちでやろうかとか思ったんだけど,
作るのが面倒なんでこのままここを使うわ。
ROを期待してきたお客さんには申し訳ねえこってす。

テーマ : レビュー・感想 - ジャンル : ゲーム

11:42  |  漫画  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

Comment

懐かしすぎるwwwwww

ちょくちょく出てくる格闘技ネタやトレーニングや動物のネタなんかがツボだったりしたなー。
昆虫にサブミッションかけたり、アイソメトリックトレーニングだったか、持ち上がらないくらいの岩を使ってトレーニングしたりとか覚えてる気がする。

アニメにもなったし、今のおっさん連中なら玉袋を使ってムササビのように飛ぶターちゃんなんかすぐに回想できるだろうな。

そしてターちゃんを読破して掃除の続きに取り掛かろうとしても、きっと第2第3の漫画がエカさんを待っているな。
逆毛 |  2011.12.30(金) 23:27 | URL |  【編集】

わしですら漫画読み返すまで忘れてたようなネタをよく覚えてるなあ。
てか,ターちゃんアニメ化したの!?
恥ずかしい染みとかうんこひりパワーアップとかどうやって放送したんだ…。

大掃除は,あんまり棚の中をいじめるとかわいそうなんで今年はこの辺にしておいてやった。

あ,エストポリスも見つかったけど,バッテリーが切れてた。
教会でセーブしても上書きされないこの切なさ。
えか |  2011.12.31(土) 14:57 | URL |  【編集】

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