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2012.10.28 (Sun)

FF2・ガイという男

改めてファミコン版のFF2をやってて感じるんだけど,
原作のモンスターってほんとでかくてめちゃくちゃかっこいいなあ。
ズッシリと重量感があって,おどろおどろしくて,パラメータ的にも
モンスターが凶悪なFF2の世界にピッタンコマッチしている。

帝国の一兵卒であるソルジャーからして強敵感ひしひしと漂ってるし,
モルボルやデスフラワーなんかもグロテスクなのに美しい。

実際にこちらを見てもらえれば分かるんだけど,

あの色数,ドット数,容量にもめげず,
天野喜孝画伯の原画が放つ妖しい魅力を
忠実に再現しようという熱意に溢れまくってて,
当時のスクウェアのシグルイぶりがやばい。
これでかっこよくならないわけがないわ。

逆にGBA版は小奇麗にまとまってるんだけど,
敵のグラフィックがまったく別物になっててしょんぼり。
ぶっちゃけ原作のほうが圧倒的に迫力があるという…。
ジョジョじゃないけど敬意を払ってほしかった。
リメイクの作るって大変だなあとは思うけど。
まあ,原作の偉大さをまた発見できたからよしとしよう。



ところで,FF2の主人公の1人にガイという少年がいるんだけど。
彼は捨て子で,狼に育てられていたところを
同じく主人公であるフリオニールらに拾われ,
以降は家族として迎えられていたようだ。

ゲーム内のステータスでは力が強く,初期装備は斧。
人喰い鬼と見間違うばかりの巨躯の容姿と片言の話し方も相まって,
典型的な脳筋キャラとして運用していたプレイヤーが多かったと思われる。



この手のキャラクターは,戦闘では役に立ってもシナリオ進行上は空気というのが相場。
しかし,そこはゲームシステム同様シナリオにもクセのあるFF2,
予想外の展開を見せてくれるのだ。

彼の第一声はゲーム開始直後。
敵国パラメキアに追われ,瀕死の重傷を負った後に
復活したフリオニールに対し,ガイは

「フィンのおうじょ たすけた おれたち
 レオンハルト いなかった


と話す。
言葉こそたどたどしいものの,
簡潔にして必要十分な内容が含まれた報告文の鑑といえよう。
これだけでプレイヤーはキャラクターの置かれた状況を一発で理解できる。



この後も彼は口数少ないながら極めて有能な解説役に徹する。

「おれ どうぶつのことば わかる
(動物の言語も理解できるほどに語学堪能)

「おまえ おいて いけない
「だいじょうぶ シド?

(仲間を気づかう優しさ)

「おうじょ ほんもの どこ??
(いかなる状況にも動じない冷静な分析)

「おわった やっと・・・・
(大局的な視点,締めの言葉)

はっきりいって,FF2のメインメンバーの中では
彼が随一の,というより唯一の知性の持ち主といっていい



これは別に誇張ではない。
なにせ,主人公のフリオニールは見え透いた罠に

「いいじゃないか! ただ だし 。
 おねがいしますっ!


とあっさりひっかかったり(誰もただとは言ってないぞ!),
自分を誘惑してきた王女が偽物だと分かるや否や

「くそっ!おうじょに ばけていたな!

と思いっきり悔しそうにしたりと,20年経った今でも
ネタにされるような伝説的な騙されやすさを発揮しており,
もう一人のマリアも,瀕死のけが人をいたわることなく

「あの・・・・わたしのあにの レオンハルトを
 ごぞんじありませんか?


とKYな発言をしたり,
要人救出の命を受けて敵陣に潜入した際には,思いっきり任務を無視して

「ばくはしましょう!

とのたまったり(GBA版だとめっちゃ笑顔で嬉しそうに),
こちらもまあ,なんというか,その…。



フリオニールとマリアがいなくてもFF2は成立しそうだけど,
ガイがいなければ成立しまい。
という程度にシナリオ進行に貢献する重要キャラクターであった。

まあ,本当にガイ1人だけが生き残ったら,
故郷を追われた時点でまた野生の暮らしに戻りそうな気もするから,
やっぱフリオニールたちも必要か。



そんなシナリオ上の知能の高さを反映してか,
システム的にも(まったくの経験則で特に根拠はないけど)
ガイは知性が上がりやすい気がしないでもない。

特に原作ファミコン版ではバグのせいでフリオニールの精神が上がりやすいため,

白魔法使いフリオニール(後衛)
黒魔法使いガイ(後衛)
脳筋マリア(前衛)


という,初期設定のイメージとは真逆の運用が意外に有効だったりする。

いずれにせよ頼りになる男である。
人は彼をアルテアのル・シャッコと呼ぶ。

テーマ : ファイナルファンタジー全般(11除く) - ジャンル : ゲーム

16:01  |  FF  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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